2stroke with powerband -It's always smokin' on the road


シールドの撥水

平成23年11月19日記

ライダーの大いなる悩みのひとつ。それは雨天走行時の視界確保だ。
シールドにつく水滴による視界のゆがみはとにかく見づらい。
夜間走行時は対向車のライトや、そのライトに照らされた路面からの照り返しなどで、余計に見づらい。
ヘルメットシールド用はもちろんクルマ用の撥水剤を色々と試してきたが、あまりはかばかしい結果は得られなかった。

しかし、ようやく納得のいく撥水剤を手にすることが出来た。本来、シールド用の撥水剤ではないんだけど。
シールド用ではないが、とくにシールドが溶けたりとかの不具合は見られない。でも自己責任でおこなうのがDIYの基本である。
カーメイトの「エクスクリア 超撥水ミラースプレー」
クルマのドアミラー用の撥水剤である。
水滴を飛ばす類ではなく、そもそも水滴が付かないという優れもの。
微細な凹凸が水滴を寄せ付けないらしい。
ただし、塗った表面に触れるとすぐに剥がれてしまう。
だからドアミラー用なんだと思う。
一応、同じカーメイトからシールド用に同様のsiv超撥水なんたらが出ているけど、バイク用は高価です。
ガラコの「ミラーコートZERO」も同様の商品だが塗りにくい。
また、剥がれやすいのでカーメイト製を使用している。
表面に触れると剥がれてしまう。
ということは、雨が当たると剥がれてしまうということになる。
この欠点を克服するために考えたのは、何度も重ね塗りすること。
シールドを良く洗って乾かし、ヘルメットに装着する。
超撥水ミラースプレーを全面にひと吹きする。
このとき全体がきっちり濡れるようにすること。霧がかかったような状態ではダメだ。しかし、あまり塗りすぎても垂れるだけで意味がないので程々に。
ちなみにふき取ったりしてはいけない。垂れ流しでなくてはムラができる。
しばらくすると左の画像のように曇ったような状態になる。
ここから、徐々に全体が乾いていって透明度が回復する。
5分から10分で乾く。乾いたら塗りを繰り返す。

2,3回での重ね塗りでは強度不足なので、10回は塗り重ねる。
全体への塗り重ねはもったいないので、前面のよく雨の当たる部分を塗り重ねる。
乾いた状態では、被膜がうっすらと白く見えるが視界には問題がない。
欠点といえばこれくらい。見た目が気になる人はやめたほうが良い。
施工後に雨天走行したシールドの状態。
画像をクリックすると拡大画像が出ます。
シールド下端は開け閉めに頻繁に指を掛けるので、被膜が剥がれ水滴が付いているが、視界の範囲はまったく水滴が付かない。
副次的な効果として汚れが付きにくい。
虫がガチンとあたったりすると、そこの部分の被膜が剥げる場合があるが、その場合はそこだけスプレーする。
長期間使っていると、表面が白っぽくなってくるので塗り重ねてやれば回復する。
ちなみにお湯をかけると剥がれてしまうので洗うときは水洗いにしましょう。