1号車再生記 その7 |
カウルの補修&塗装 | |
今年の春からだらだらとやっていたカウルの補修もぼちぼち最終段階。 こういう造形的な作業はとても苦手である。適当なところでお茶を濁したいところだが、ぶっ壊れ方がハンパじゃなかったので大変。 |
|
ツギハギアッパーカウル。 割れたところはプラリペアでつなぐ。 穴が開いてしまったり、欠けてなくなっている所もプラリペアで新たに作り直した。穴が開いた部分は、裏側にガムテープをあてがいプラリペアの粉を盛り、硬化液を流し込んで成形していった。裏側のガムテープは補強のためそのまま残し、プラリペアで固めてしまう。これをガムテープ繊維強化プラスチック(GFRP)という。あとはパテを盛っては削る作業を繰り返した。 |
|
ということで、プラリペアによるカウルの補修は完了。 ナックルガード部分は一足お先に塗装までしてみた。 とてもバッキバキに割れていたカウルには見えない。 このあたりで、本人的にはすでに満足していたりする。 |
|
つづいて、ライムグリーン塗装の部分の補修。 割れて段差ができてしまった部分をプラリペアでつないだ状態だったものを、ペーパーで削りパテ盛りを繰り返して面を出す。 前面の部分は、じつはステッカーなのであるが、経年劣化で剥がれないので上から塗ってしまうのだ。 一応、塗料がのるようにペーパーで面を荒らしておく。 |
|
ブラック塗装の部分をマスキング。 マスキングテープと新聞紙でマスキングしていく。 学生のころ、一台のアルファロメオをマスキングしたことを思い出す。 あれは一日がかりだった・・・。何日分の新聞を使ったのだろうか? |
|
マスキングを終えたらプラサフで下地を塗る。 サフェーサーを塗ると、やっぱり色のノリがいい。 ここで、パテ盛りの段差が見えたり、エクボができてるのを発見したので、改めてパテ盛り&ペーパー掛け。もうイヤ!と思ったら終了。 |
|
いよいよ、ライムグリーンの塗装。 お鍋で沸かしたお湯にスプレー缶を漬けておき、充分暖めておく。 色は、デイトナのMCペインターとかいう純正色のやつ。 ちなみにブラックはソフト99の日産用スーパーブラック。 |
|
こちらは先に塗装の終わったアンダーカウル。 こちらも横にどでかい穴が開いてしまい破片は行方知れず。 カウル下端のバルバスバウみたいなところも欠けて無くなっていた。 コツコツと欠損部分を作っていくのは骨の折れる作業である。 多少のデコボコはあるが、充分、使用に耐えうる出来だと思う。 |
|
ということで、アッパーカウルの塗装が完了した。 細かな凹凸など、気にするヒトが見れば気になるところもあるが、どうせ走っているうちに傷が入ってくるのだから気にしてはいけない。 バッキバキの哀れな姿から補修したことを考えると充分な出来である。 |
|