4月2日 キャリパー洗浄
先日入手した3号車のリヤブレーキキャリパーがヒドイ。
例のごとく極端に摩耗したディスクに引っかかり外れてくれない。バッチリ固着しているのだ。
何とか外してキャリパーを分解した。あまりのキタナサにココロが萎えかけるが1号車再生のために気合を入れる。
パーツクリーナーなどは使うのがもったいないほど汚いのでカーボンクリーナーにドブ漬けして洗浄だ。 |
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在りし日の3号車。書類なしで4万円ナリ。
外装は全部そろってるし、エンジンも圧縮アリ。
4月2日時点ですでにエンジンは降ろしてある。
前後ホイール、Fブレーキ、チャンバー、フレーム、スイングアーム、Fフォークは使わない(使えない)ので適当に処分の予定。 |
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激しく汚れています。
ピストンはブレーキペダルをスコスコしてもなかなか出てこない。
仕方がないのでエアガンを使って強制排出した。
パッドを支持しているホルダもブーツ内のグリスが固形化していて動かなかった。こちらはドライバをキャリパー本体にあてがいテコの原理で引っ剥がした。となりは比較対象の美しいキャブ。 |
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何年か前に買ったデイトナのカーボンクリーナー。
値札を見ると2,200円(税込)と書いてある。
粉石けんが固まったような状態である。600gもあるの何度も使える。どこやらに似たようなモンがあってもっと安く買えたと思う。 |
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お湯で溶かすと洗浄効果が増すらしい。
パーツ洗浄専用なべに水をいれてストーブの上でボチボチ沸かす。
石油ストーブは圧入してあるベアリングを抜いたり嵌めたりするのに便利なので夏でも活躍している。芯を交換しているほど使いまくっている。左の画像をクリックするとストーブの活躍ぶりが見られるぞ。 |
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なべにクリーナを溶かし込み、キタナイパーツを放り込む。
キャリパーの他にキャブのインナーパーツやラジエターホース、そこら辺に転がってたガソリンコックまで洗っちゃう。ホースを入れたのは煮れば柔らかくなるかな?と思ったから。ただそれだけ。
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グツグツ煮てるうちにサビていたパッドのホルダを磨く。タンクのサビ取りに使ったサンポールの残りに5分ほど漬けてサビを浮かしサンドペーパーで磨く。磨き終わったらグリスを塗っておく。パッドスプリングもサンポールで漬けだ。 |
なべを煮込んでいたら、雷がゴロゴロしてきた。あげくにモノスゴイ暴風雨に。
仕方がないので今日の作業はヤメにして今度の休日までなべに漬け込んでおくことにする。 |
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1週間経ったなべ。
モノスゴク汚れが落ちてます。
汚れに止めを刺すためにもう一度ストーブで加熱する。 |
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なべから引き上げたキャリパー。
軽くブラシでこすってやるだけで残っていた汚れもおちる。
案の定、ゴールドに塗装されていた部分やシリンダ内部は腐食していた。1000番のサンドペーパーでさびを落としてやる。また、ピストン&ダストシール部の溝にはブレーキフルードが固まったカスがついている。カーボンクリーナーではコレを分解することはできなかったようだ。仕方ないのでマイナスドライバでコリコリと削り落とした。 |
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シール溝の汚れカスを落としたらシールの組み付けだ。
シールにCCIのメタルラバーを塗りつけてシール溝にはめこむ。
ピストンにもメタルラバーを塗ってシリンダに押し込んでやる。メタルラバーはブレーキフルードやブレーキグリスよりも滑りがよく、簡単にピストンを押し込むことが出来る。 |
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サンポールでキレイによみがえったパッドスプリング。
また錆びてしまわないように、マジックリンで中和しブレーキグリスを薄く塗っておく。 |
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ブーツにグリスを満たし、ホルダ、パッドを付けてオーバーホールの完成だ。ブリーダーボルトやバンジョーボルトにもグリスを塗ってやり1号車再生のその日まで保管しておくのだ。 |
KRのリヤキャリパーは開口部を上に向けて装着されているので、パッドのカスや汚れなどが堆積しやすい。
放置車両では、まず間違いなく固着しているし日常的に使用しているものでもパッドの引きずりが起きやすい。
2,3ヶ月に一度は清掃やピストンのモミダシをおこなって機能不全に陥らないように気を使っている。 |