2stroke with powerband -It's always smokin' on the road.


maintenance5
平成17年9月3日
☆スイングアーム補修☆
補修と言ってもレーシングスタンド用ボスの補修である。
コケたときに溶接部分からポロっと落ちてしまったのだ。
知人の紹介で一度溶接してもらったのだが、スタンドを掛けてバイクにまたがっていたら、またもや落ちたのである。
その後、1号車でコケてステアリングヘッド部分についているメータ&カウルステー用のブラケットも折ってしまい、どうしようか考えていたのだが、溶接代替になるという接着補修剤を見つけたので、大きな期待を持ってやってみることにした。
GM-8300 ブレニー技研のGenus(ジーナス)GM-8300.。エポキシ接着補修剤。
高耐熱でヤセもほとんどないそうだ。空冷エンジンのフィンの補修やクランクケースの補修、マフラーに開いた穴の補修なんかにもいけるみたい。地元のホームセンターにはなく、ちょっと離れたところまで買いに行った。使ったヒトのインプレを読んでいると期待が出来そう。
Kプレートにて丁寧に混合する。この「丁寧」というのが苦手。 主剤(水色の容器)と硬化剤(左の小さな容器)を混ぜる。
硬化剤が少なすぎても多すぎてもきちんと固まらないらしい。
目分量はイカンと取扱説明書に記載アリ。
付属のKプレートなる計量&混合プレートにて正確に計量し丁寧に混ぜ合わせる。主剤と硬化剤の混合比は100:10だそうだ。
GM−8300を塗りつけてスイングアームに押し付ける! フックボルト用ボスに塗りつけスイングアーム下に押し付ける。
事前に接着表面を荒らしておくことが必要だ。120番のサンドペーパーも付属している。今回はスイングアームとボスの両方に欠けた溶接ビートが残っていたのでディスクグラインダーでギュイ〜ンと削り取り、そのまま表面を荒らした。もちろん、接着面は脱脂洗浄しておく。できれば圧力をかけて硬化するのを待った方が良いみたいだが、落ちないようにガムテープで押さえただけにした。
フックボルトを取り付けてスタンドを掛けてみる。おさまりもいい。 完全硬化まで2〜6時間とのこと。
その間にチェーンを張ったり、キャブの調整をして時間をつぶす。
途中で固まり具合を手で触って確かめたりもする。
正確に時間を測っていたわけではないが、そろそろいいだろうということでフックボルトを取り付ける。今までの金属パテだとボルトを締め付けるときの引っ張り方向への回転力でアッサリとれてしまっていた。しかし、このGM−8300は全く問題なし!さっそく、レーシングスタンドをフック仕様に換えてバイクを載せてみた。
接合部分の外側にも盛り付けてやる。 見事にくっついた!
転倒、衝突したときに折れてしまったステアリングヘッド部分にあるメーター&カウルステーのブラケット。
ココで衝撃を吸収してくれたおかげでフレームは助かった。しかし、メーターとカウルが付けられなくなってしまったので、1号車を予備役に編入し、2号車を現役登録したのである。
欠けてしまった部分にGM−8300を塗って接着。接着面が少ないわりに高さがあるので不安定だ。
傾かないように角度を決めて、ひたすら硬化するのを待つ。こちらも2時間くらいで硬化。ためしにハンマーで軽く叩いてみたが問題なし。カウルとメーターを支えるだけなので、それほどの強度は必要ないが、充分以上の強度が出ている。
おかげで1号車復活への目途が立った。すばらしい。
ひさびさにワックスをかけた。雨が降らなきゃいいが・・・。 カウルやらタンクやらを取り付けて整備完了。
試しにレーシングスタンドを掛けたままバイクにまたがってみたが問題なし。スタンドに掛けてまたがったまま、車体を傾けて補修した部分に荷重を掛けても全く問題はない。
GM−8300。
あまりお世話になりたくない補修剤ではあるが、便利な製品だ。

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