2stroke with powerband -It's always smokin' on the road.


バーハンドル化
バイク便ライダーと共同開発したシールド撥水剤VISOR SCIENCE>
令和6年8月10日 バーハンドル化
寄る年波には勝てずバーハンドル化することにした。
とはいえ、トップブリッジ下にあるハンドルをトップブリッジ上に移設するのはなかなか大変なことだ。
まず、アッパーカウルが間違いなく移設したハンドルに干渉するだろうし、ホース、ケーブル類も長さが足りなくなる。
そこで、カウルはあまりイメージの変わらないような他車から流用することにした。
カウルとカウルステーを調達した。
近い年式のカワサキ車なら合うんじゃないかと勝手に考えて、EX-4のものを選択した。というか、ゴミを見つけてきて付けてみた。
KRのカウルステーは上下2本のパイプがステアリングヘッドに固定されるが、EX-4はセンターは1本で固定され、両サイドからフレームに固定されるタイプ。
そのままじゃ付かないので、梯子状に固定ステーを製作し、上下で固定できるように改変した。
フレームに固定したカウルステーにKRのメーターを装着した。
上下はパイプクランプを使用し、左右は板状のステーを使用して取り付けた。
角度その他の微調整は後で行なうが、おおよその形にはなった。
車体に付けたステーにEX-4のカウルを装着してみた。
ややスラントノーズ気味だけどうまいこと付いたかなと思う。
バーハンにしたところで元々前傾の強い車体姿勢なので、シートの傾きがハンドルの高さと合わない。そこで、ZRXのインナーチューブに打ち換えて、4cmほどフォークを延長した。バーハン用のブリッジはインナーチューブにクランプするタイプを使用し、ハンドルはハリケーンのBMコンチ2型を選択。長さが足りなくなるブレーキホースはデイトナのハイスペックライン800mmである。
アクセルやチョークおよびクラッチケーブルは延長した。
クラッチケーブルのアウター長は990mm。インナーはタイコ下端でアウタープラス45mmで製作した。
6mm真鍮の棒に穴を空け、ケーブルを通して先端をほぐし、ハンダポットを使用してステンレス用の板金ハンダで固めた。
このままではレバーのタイコ穴より細くなってしまうので、エンジンをばらしたときに出てきたノックピンをすり割りにしてカバーを製作。
タイコにかぶせ板金ハンダで固めた後にグラインダーで整形して完成。
アクセルは二又分岐後のキャブレターに付く部分を自転車変速機用のケーブルを利用して製作。
チョークは二又分岐前のケーブルをアリモノを利用して製作。
アクセルとチョークのタイコは6mmの中空パイプで製作した。
ポーランドから輸入したEX用のFRPカウル。
英語のつたない同士でのやり取りであったが、特に問題もなく到着した。
ただ、ドルを送金するのに、「犯罪収益の移転にかかわる多国間条約」とやらのせいで手続きがおそろしく面倒になったのはおどろいた。
このカウルはライムグリーンとブラックのKRカラーに塗装された。
完成したバーハン仕様のKR-1S。
GIVI箱も付けて、いっぱしのツーリングモデルに変身した。