2stroke with powerband -It's always smokin' on the road


DT125R再生記その6
平成18年9月23日〜10月9日
灯火類も付き、フォークのオイルシール交換も終えたので、いよいよ終盤である。
オークションで台湾製の428サイズのチェーンを購入。
実に1,340円也。激安である。当然ながらノンシールチェーン。
箱の写真は87年のアントン・マンク。
250cc,350ccクラスの偉大なチャンピオンである。
さて、純正サイズは132リンクだがコレは130リンクしかない。
そこでドライブスプロケットを17Tから15Tに下げて対応する。
チェーンのオイル煮込み。
チェーンは伸びる。ノンシールチェーンなのでひたすら伸びる。
そこでチェーンをオイルで煮込むことにより、オイル皮膜をつくり摩擦ロスを減らす。こうしてやるとチェーンが長持ちするのだ!とかつて大学の先輩に言われたことを思い出しやってみた。
がーん!
他の作業に没頭していて、オイルを沸騰させてしまった。
強力な皮膜を形成したのかゴールドのプレートが変色してしまった。
まぁ、使えればいいんで気にしない。
ドリブンスプロケットは純正品を使用。53Tである。
ハブの泥汚れはエアガンで落としておくべきでしょう。
劣化し、砕け散ったチェーンスライダーとチェーンガイドを交換してチェーンを組み付けた。チェーンはクリップ式なので、汚れたらすぐ灯油で洗浄!ができるので便利だ。
クリオネスピードさんに加工をお願いしていたシートが帰ってきたので装着。
座面は中華料理屋さんで使われるタイプのもの。通称ドラゴンシート。でも、龍じゃなくて鳳凰が描かれているようだ。
2stroke with powerbandのロゴも入れてもらいました。
ひととおり組み付けて走り出してみると、ガス欠状態になった。
タンクキャップを開けるとガソリンが落ちていくので、タンクのエアベントの詰まりと断定し、タンクキャップを分解。エア穴とおぼしきところが奇怪な樹脂状のもので詰まっている。細いドライバなどでつついてみたが取れる気配がないので、さっさとドリルで穴を開けた。
サビで赤茶けたチャンバーを耐熱ブラックで塗った。
車体からチャンバーを外し、表面に浮いていたサビは真鍮ブラシでこそぎ落とし、パーツクリーナーで脱脂したあとに、スプレーで塗装。非常に大雑把な塗装であるが、見た目は新品かと思うほどキレイになった。