2stroke with powerband -It's always smokin' on the road


DT125R再生記その4
バイク便ライダーと共同開発したシールド撥水剤 VISOR SCIENCE
平成18年9月17日
電装交換
公道走行が出来るようにするためには、灯火類をつけなくてはならない。
バイクを貰った時点で、すでにメインハーネスはなかったので、バイク全体の配線からやり直すことになる。
メインハーネスと頂き物のテールランプ一式とフロントウィンカー。
ハーネスはオークションで1000円ポッキリ。
フロントウィンカーはセローかTW用らしい。レンズが透明。
テールランプ一式はどうやらKSR用らしい。
作業開始は16日。
配線図を見ながらひょいひょいとハーネスを付け替えていく。
YPVS、点火系と進んで充電系に至ったところでストップ。
レース仕様にするために、レギュレータにつなぐカプラーのところが大幅に変更されていた。メインハーネス側のカプラーと形が合わないうえに、配線が一部省略されていた。電気に弱い人間なので、ココでしばらく考え込んだ。
考えこんだ結果、ガラクタ箱にあった、なにやら所属不明のバイクのハーネスから形の合うカプラーを持ってきて、配線をギボシでつなぐことにした。ここでテールランプとウィンカーをくれたイシイ氏が登場。手先が器用な氏にギボシ配線を依頼。とてもキレイに作業をしていただいた。
ひととおり配線を終えたところで、メインスイッチをON!
みごとにニュートラルランプが点灯した。
結線の終わったメインハーネスをフレームにタイラップでとめる。
オイルランプとホーンの線が余っているが、これは後日にまわす。
充電電圧を測るためにエンジンを掛ける。
濃い目の混合ガスのせいでプラグをかぶらせてしまい、始動させるのにえらく手間取った。エンジンが掛かったところで、ヘッドライトを点灯。DTはエンジンが掛からないとヘッドライトが点かない。
バッテリーの端子にテスターを当て、充電電圧を測ったところ14.5Vと充分な電圧があった。エンジンの回転数を上げても電圧は一定。ジェネレータもレギュレータも故障していないようで良かった。
日付が変わって17日。
ウィンカーを付けねばならない。
ウィンカーをつけるにはウィンカーリレーが必要だ。
KRのものか知らんが、ガラクタ箱にあったウィンカーリレー。
なぜか同じものが3つもあった。L字型のカプラーも所属不明のハーネスから持ってきた。
フォークのクランプにウィンカーを取り付け、配線する。
このウィンカーはマイナスの線がなくボディアースになっているので、メインハーネスにあるウィンカー用のマイナス線を延長し、フォークのクランプ部分に共締めした。ヘッドライトカバーを取り付け、ウィンカーの位置を確認。いささか高い位置にあるとは思うが、まぁこの程度で問題なかろう。そもそも頂き物なのでぜいたくを言っている場合ではない。
頂き物のテールランプ一式を装着。
当然ながら違う車種のものなのでスンナリ付くわけがない。
リヤフェンダーの傾きとテールランプ基部の傾きが違うため、そのままつけると内側に追い込まれる形になってしまう。
そこで作業机の引き出しに入っていた、ウレタン板を折り曲げ、リヤフェンダーとの間に挟みこんで高さを調整した。ボルトで止めようと思ったが、長さの合うものがなかったので、前後に穴を開けてタイラップでとめた。ウレタンが振動を吸収してくれるので問題ない。
メインスイッチを入れ、ウィンカーを点灯してみる。
インジケータランプが点灯した!。
しかし、点滅速度がエライゆっくりだ。リレーがおかしいのかと思い、別のヤツに換えてみたが結果は変わらない。そこで物知りのおぢさんに聞いてみたところ、前後のウィンカーで球のW数がちがうとそういう症状があらわれるそうだ。
前のウィンカーの球は23Wだった。
KRも23Wだったことを思い出し、スペアのウィンカーから球を抜いて、リヤウィンカーに取り付けた。
今度はキチンと点滅してくれた。
フロントウィンカーがまぶしいくらいに光っている。
とりあえず、灯火類の作業はおわり。大分形になってきた。