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平成24年7月6日 シリンダ・ピストン周辺の掃除。
メーター積算距離92,900km。
クランク交換から26,000km走行している。
途中でピストン交換をしているが、クランクを壊したときに傷つきながらも継続使用していた、
YPVSの排気バルブを交換するためにエンジンを開けた。 |
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シート、ガソリンタンク、YPVSモーターなどを外して、シリンダヘッドに到達。
ヘッドを開けてみると、まぁまぁの焼け具合。 |
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そのままシリンダを外す。
排気ポート、各掃気ポートがオイル、カーボンでべったり。
排気バルブの欠けていたところがカーボンで埋まっていた。
こちらもつけ置き洗いする。 |
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ピストンを外す際に必要となる、ピストンピンプーラー。
長ボルトとワッシャ、ナット、塩ビ管の切れ端です。
10ミリ径の長ボルトはホイールベアリングを抜くときに使う、ボルトアンカーのもの。
末端がテーパーになっており、ピストンピンの穴にはまって好都合。 |
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ピストンピンプーラーを装着してピストンを外す。
ピストンピンにボルトをさし、塩ビ管を間に挟んでボルトを締めてゆくと、末端のテーパー部が引っ張り込まれて、ピストンピンが塩ビ管の中に抜けてくる。
ちなみにKRのピストンにも使用可能。 |
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外したピストンや排気バルブ周りのパーツはヤマハのキャブクリで漬け置き。
プリングルズやチップスターの筒が容器として使いやすい。 |
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一晩漬け置きしたピストン。
軽くブラシでこするだけで汚れは落ちた。
リング溝に固着したカーボンもやわらかくなっていたので、細いブラシできれいに掃除した。ピストンリングは欠けやメッキの剥げもないので、シリンダにはめて合い口隙間を測定し、許容限度内だったので再利用する。 |
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シリンダは灯油にモノタロウで買った洗い油添加剤を混ぜた溶液で漬け置き洗い。
一晩漬けたあとに、ブラシでシャコシャコこすってやると見違えたような美しさになる。
掃気ポートは奥(シリンダ壁面側)が曲がっていてブラシがかけにくいが、試験管ブラシのようなものを使って丁寧に汚れを落とす。 |
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排気バルブの格納箇所も非常に汚れておりバルブを引き抜くのにも苦労したが、漬け置き洗いでとてもきれいになった。
右は新品の排気バルブ。
新品のオイルシールや洗いあげたホルダとともにシリンダに装着した。 |